【予選】波乱の雨、絶望からのスタート
全日本ロードレース選手権の第6戦は、岡山国際サーキットで開催されました。今大会は、ウィークを通して不安定な天候に悩まされることとなりました。
特に予選日、雨の路面コンディションの中、チームをアクシデントが襲います。セッション開始早々、ライダーはアドウッドコーナーでまさかの転倒。マシンは激しくコースバリアと接触し、エンジンまで割れるほどの大破を喫してしまいました。
転倒がタイムアタック前だったため、予選順位は23番手。ほとんど最後尾からのスタートという、絶望的な状況に追い込まれました。
【チームの尽力】諦めない魂の修復作業
マシンが大破し、絶望的なグリッド位置。しかし、チームは諦めませんでした。決勝レースまでにマシンを修復するため、夜を徹して懸命な作業に取り組みました。
その努力が実り、日曜日の決勝スタート前にはマシンは完璧な状態にまで回復。チームの不屈の闘志が、ライダーに力を与えました。
【決勝】鬼神の追い上げ、16台抜きの快走!
そして迎えた決勝レース。23番手というほぼ最後尾からのスタートにもかかわらず、ライダーはまさに鬼神の走りを見せつけました。
元々ドライでのペースの良さを証明するかのように、安定したラップタイムで前車を次々とオーバーテイク。その数は実に16台。壮絶な追い上げの末、チェッカーフラッグを受けたのは7位という、奇跡的な結果でした。
大クラッシュに見舞われながらも、ノーポイントを回避し、貴重なポイントを持ち帰ることができました。チームの懸命な修復作業に、ライダーが見事な走りで報いる形となりました。
【ライダーコメント】
「JRR in 岡山ラウンドは、ウィーク入ってから金曜日、土曜日と雨で両日共に転倒してしまい、予選で3周目にマシンを大破させてしまい、チームには多大な迷惑をかけました。日曜日にはチームのおかげで完璧に治ったマシンで思う存分走れ、元々ドライのペースは良かったので淡々と追い上げて7位まで来ることができました!一時はどうなるかと思いましたが、無事にポイントを持ち帰れて安心しています。今回も応援していただいた皆様、ありがとうございました!少し空いて最終戦の鈴鹿なので、次はトップグループに絡めるよう頑張ります」
【次戦に向けて】最終戦 鈴鹿でトップグループへ!
今回のポイント獲得で、チームは最終戦の鈴鹿大会に攻めの姿勢で臨むことが可能となりました。
しっかりとマシンの準備を進め、次こそはトップグループで戦えるよう、チーム一丸となって頑張ります。引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします!